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2025年03月10日

美人画から学ぶ 美ふるまいの会


★イベントのお知らせ★

特別拝観中の4月5日、興聖寺では
着物研究家の柾木良子(まさき・りょうこ)さんに、
美人画について語っていただきながら
着物での美しい所作やポージングを教えていただく
「美人画から学ぶ 美ふるまいの会」を開催いたします。

柾木良子さんの着物姿は見とれる美しさですが、 
「美しいキモノ」のプロモデルをされていた経験から、
ピタッと決まるのは当然のこととして、
〝静止画〟へ至る過程の仕草を眺めて惚れぼれします。

美人画のポーズをリアルに美しく再現しながら、
構図についても説明できるのは柾木さんの特許でしょう。
さらに、モデル時代に巨匠カメラマンによって撮影された
秘蔵の写真や、そのときのお話しなどもお聞かせいただきます。

着物を愛する人はもとより、
カメラマンやデザイナーさんなどにもおすすめです。

特別拝観の閉場後の夜のひとときに実施される、
特別感のあるイベントです。夜間の特別イベントの時にしか
見られないお庭のライトアップもこの日は楽しんでいただけますので
皆様お誘い合わせの上いらしていただけますと幸いです。

■イベント名 : 美人画から学ぶ 美ふるまいの会

■日時:2025年4月5日(土)18時から20時ごろ
開場は17時30分〜(18時の入場まで境内散策できます)

■会場:興聖寺 (織部寺)
京都市上京区堀川通寺之内上ル二丁目上天神町647
http://www.ko-sho-ji.jp/
◆アクセス 地下鉄→鞍馬口駅から徒歩約10分。
京都市バス→9番か12番で「天神公園前」バス停から徒歩約2分

■参加費:4500円 (入場料、御菓子代込み)

■申し込み方法:予約制、ご興味のある方は
akari.koshoji@gmail.comまたは
岡田のメッセンジャーまでお問い合わせください。

2025年03月02日

高校の卒業式に出席


京都市立美術工芸高校の卒業式でした。
自分らしく夢を持って羽ばたいて下さい!
卒業おめでとうございます㊗️✨

この卒業生は銅駝で入学した最後の生徒さん。
2年生から新校舎に移転した学年です。
私が指導したのは彼らが1年生のとき
当時「これで銅駝美工での授業も最後か…」と
すこし寂しく思ったものです。
3年生になると見違えるほど成長して個性が増しています!

私達、銅駝美術工芸高校のときからシンボルだった
ロダンの銅像。現在も生徒を見守っています。


2025年02月21日

まなぶんか㏌京都駅ビル2025




◆「まなぶんか」イベント情報
https://www.granvia-kyoto.co.jp/event/775/
◆開催日時 :2025 年 3 月 20 日(木・祝)
10:00~17:00(最終受付 16:30)

👘特別企画「きものに親しむ体験コーナー」
着物に親しむ体験コーナーを開催します。
着物の形や素材など、子どもから大人まで
見て触れて体験できるコーナーでお待ちしています!

👘開催時間:①11:00~ ②14:00~

👘特 典 :和装着用でご来館いただいたお客様には、
当日ワークショップ会場にて使用できる
¥500 チケットを 1 枚プレゼント(当日受付でご購入の方)

◆開催場所 :ホテルグランヴィア京都 5 階宴会場「古今の間」
◆主催
西日本旅客鉄道株式会社 (JR西日本)
京都駅ビル開発株式会社
株式会社ジェイアール西日本ホテル開発

2025年02月18日

色の足し算引き算 帯〆編


着物を仕立てたとき真先に帯を合わせ
帯揚げ帯締めのコーディネートを考えるのが
楽しい時間です!

帯締めをアクセントにするか
それとも帯揚げに色を差したら
帯締めの色は引く。などなど
無限にコーディネートの数があります。

帯揚げ帯〆を共色にするのもいいけど
同系色で合わせると調和が生まれ
補色にするとインパクトを与えます。
どちらかにポイントを置くなど
着姿を想像しながら、
とっかえひっかえ~!

コーディネートが難しいなっと思ったら
着物や帯に入っている色を使ってみて。
小物はお手頃なので沢山もっておくと
色の世界が広がりますよ。

色の足し算引き算は
コーディネートの醍醐味。
配色で個性が出るし自由に遊べます!

私の帯〆、はじめて数えてみたら
夏用も交じってますが50本程ありました。

「柾木良子の京都で着物らいふ」より
2025年02月08日

KYOTOZINE(キョウトジン)推薦

「KYOTOZINE(キョウトジン) 第2号」
大垣書店出版

特集「教えて! My だし巻き」ページで

蕎麦 北山権兵衛さんのだし巻き玉子焼きを
ご紹介いたしました。


2025年02月08日

着物の未来を考える 講演

「着物の未来を考える~継承と変化」と題して
京友禅協同組合連合会の研修会で
約40名様にお話させて致しました。
(京友禅協同組合連合会(京友禅に関わる9の協同組合で構成)

時代と共にファッションは流行が変わり、
近年は多様な装いを
自由に選び着ることができる世の中です。

その中でも着物は
伝統を大切にする心や装い方が魅力であり、
永らくそのスタイルが受け継がれています。

着物に憧れを持つ人は若い世代から社会人まで多いなか、
「憧れ」から「着る物」に
繋がっていないのが現状ではないでしょうか。

その理由は様々な要因があるものの、
今の時代に求められる「着物」とは。
伝え残していくものと、
ニーズに合ったファッションとしての
着物のスタイルについてお話致しました。

また先日、京染会の新年会が萬亀楼さんで開催。


2025年01月29日

京都と着物 について


京都と着物。という演題で
ある団体の皆様にお話致しました。

古来より京都には
伝統行事や祭、風習があり
和装とは切っても切れない
関係があります。

現代においてもを
伝統を支え携わる方々が
沢山おられます。

染と織の技術。着る人たち。

そんなお話を致しました。


2025年01月26日

夏に備えて薄物を


夏物が仕立て上がりました。
今年の夏に備えて秋に準備しておきました。
最近は夏が“長く暑く”なってきたので
薄物を着る期間が長くなってきましたね。

四季があるから日本らしい文化がありますが
変わってしまいそうな気候変動です。

私の夏物といえば白、紺、淡い色が多かったので
夏の日差しに負けないくらい
鮮やかな色がやっと見つかり
GW頃から9月頃まで着られるものをつくりました。

昔とは気候も変化しています。
5月~9月には薄物、冬でも単衣でいいくらい。
気温と体調に合わせて着ましょうね。

着物はファッションなので、
“暑苦しい寒々しい”ほうが
お洒落じゃないし自分もしんどい。
「この季節に、この装いが素敵!」と思うことが大事で
それが着物の醍醐味だと思います。

「柾木良子の京都で着物らいふ」より
2025年01月22日

大学で着物クイズ大会

「絹糸は何から出来ている!?」
はい!はい!はい!
「お蚕さん!」

毎学期の最終日は恒例の
”チーム対抗きものクイズ大会”で
大いに盛り上がって終わります。
いつも静かな学生も元気よく答える時は
私もちょっとビックリする事も。

問題は授業の内容ばかり。
湯帷子、小袖、襲色目、文庫結びに貝の口結び、
糸目糊、家紋、身八ツ口、吉祥文様、こはぜ、、、等々

こんな専門用語を瞬時に答えられるほど
着物のことを全く知らなかった学生が
一学期で成長していることを実感します。

1回生から4回生の日本学部生と
国も文化も言葉も異なる留学生も
着物について一緒に考え
意見できるようになるのです。頼もしいですね。

もっと着物が好きになった
職人さんの技術、日本の伝統は素晴らしい。
そんな感想を持ってくれるだけで
じゅうぶん嬉しい!

優勝したチームには、
「ほんまの着物はあげられへんからね~」と
着物型ちりめんのシールを贈呈。

今出川と京田辺の学生たち
よく学んでくれました。ありがとう!

同志社大学
日本の伝統と文化―着物
柾木良子
2025年01月05日

お正月は晴着で


あけましておめでとうございます。
健やかな一年になりますよう
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2025年

*写真は小学1年生くらいかな。祖父母宅にて。
子供の頃からお正月など着物を着るのが嬉しかった。

さて私は今年、
新たなステージが始まる予感⁉
童心に戻って天真爛漫で情熱的に
私らしく過ごしたいな~と思ってます!

昨年は集大成の年で
女優・モデル時代から大学教師としての
経験を1冊の本にまとめることができ、
高校授業も20年の節目になりました。

お世話になった皆様、ありがとうございました。
引き続きよろしくお願い申し上げます。