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2025年07月11日
授業から帰宅して時間が許せば
まずコーヒータイム。
(主に珈琲、お煎茶やお紅茶のときも)

ほっこりひと息。
この時間が心地よい。

お洒落なカフェや街の喫茶店もいいけど
やっぱり家がいちばん落ち着く。
そして忘れないうちに
改善点など授業の振り返り。
自分の好きな”お茶と音楽と景色”
これだけで幸せ。家好きなんやな~
2025年07月10日
暑ーーーッ!
体温を超える猛烈な暑さ。
この先が思いやられます。
気合を入れて着物に着替えて、いざ大学へ。
コピーを取りに控室に行くと
「わぁ、涼しそうなお着物」
「いつもお着物姿、見てます~」っと
知らない先生方に声をかけていただき
コピーしながら会話が弾みます。
涼しく感じて頂けたり着物に興味を持って貰えて
私もちょっとはお役に立ててるのかな~
なんて。

こんなに暑いときは
できるだけ涼しい工夫をして。
補正などせず直に麻のお襦袢を着て
普段は伊達締めの所を腰ひもや
メッシュの帯板にしたり。
籠バックや日傘とお扇子は必需品。
お化粧も薄めに涼し気に。
この絹芭蕉の着物と信州紬の帯は
もう20年ほど着ていて
あと30年は着られそうかな。
「柾木良子の京都で着物らいふ」より
2025年06月28日

同志社大学 今出川校と京田辺校でゆかた実習

貝の口結びやおはしょりが難しい、、
と言いながらもクラスメートと助け合って
一人で着ることが出来ると
「楽しい~!」っと笑顔になります^^v

京田辺の男子たち映画「国宝」を観て来たばかり。
この授業を受講して伝統文化に興味を持ったらしく
歌舞伎の話題でもちきり!
「先生、写真撮ろう」ってことで
一緒に歌舞伎ポーズ!?

京田辺校では観世流 能楽師の片山峻佑くん(同志社大学3回生)が
手伝いに来てくれました。さすが着付けもお手の物☆彡

今出川校も京田辺校も朝までドシャ降りだったのが
梅雨とは思えぬ晴れ☀
※わたし晴れ女です!過去のゆかた実習も全て☀

蒸し蒸しと暑く実習の時はポリエステルの着物が最適!
2025年06月28日
京都の染めのこれからを考える
京染会の評議員会・懇親会

京料理 萬重さんにて
田畑喜八 理事長をはじめ
手描き京友禅
型染め
引き染
絞り染など各理事長と。
2025年06月23日

関西で開催される今回の万博。
せっかくなので6月上旬に行って来ました。
噂の大屋根リングは圧巻!
旅行では行くことがないかもしれない
パビリオンに行ってみようと、まずアゼルバイジャンへ。

・・というのも2年程前に私のクラスを受講した
アゼルバイジャンの留学生が居たので
どんな国なのか興味がありました。
つづいてサウジアラビアへ
さすが立派な建築と最先端技術を実感。
そしてセルビア。

こちらのお洒落なカフェでワインを頂きながら
セルビアに来た気分を味わう美味しいひととき。

などなど。初めての万博は楽しめました。
いつか、あの大阪万博に行ったな。
なんて思い出になるのでしょうね。
今回のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」
今も世界では戦争が無くなることなく
罪のない多くの子供や人びとが犠牲になっています。
平和な万博が行われている一方で、無意味な戦争が終わらない。
矛盾を感じながら意義を考えさせられました。
2025年05月27日

「伝統文化に親しむ日」として
着物について学ぶ授業を
約100名の高校1年生に実施しました。

京都は着物の街といわれ、
着物が似合う街でありそして生産される街。
特に京友禅や西陣織の製造工程は分業制で
それぞれの技術と労力と美意識が結集して、
ようやく1枚の着物が完成することを説明します。
「美しいものを美しい」と感じる感性は大切。
そして
「これはどんな風に、どんな想いで制作されたのか」
と想像を膨らませて物を見るように、とも話します。

美術工芸高校は美術を学ぶ生徒たちなので
様々な感性を磨き、感受性を豊かにすることが大切です。
“何を見て、なにを感じ、どの様に表現するか”
着物にはその要素がたくさん詰まっています。
はじめて一人で浴衣を着た高校生たちは
「かわいい!」「めっちゃ楽しい!」と歓喜の声があがり
写真を撮る姿に笑顔が溢れていました。
まずは浴衣の着付けと着心地を体感すること。
そして次に着物へ思いを巡らせることが
着物を継承していくことに繋がっていくのでは。と
この授業は今年で21年になりました。

授業にご理解とご協力して下さる、
歴代の校長先生、先生方、
ボランティアに来てくれる
同志社大学の教え子たちに感謝して。
京都市立美術工芸高校にて。
「柾木良子の京都で着物らいふ」より
2025年05月26日
年々、夏の暑さが厳しく、しかも長くなり
着物を着るのも暑さと戦いながら
いかに過ごしやすく着るかが課題です。
5月でも急に夏日が来たり
単衣や薄物の出番が増えます。
私は日によって4月下旬でも単衣、
先日は暑かったので麻を着ました。
そこで15年ほど袷で着ていた着物を
単衣に仕立て替えました。

↑before
袷から単衣へ
↓after
単衣にしておけば冬に着ても構わないし
むしろ長い期間、着ることが出来ます。
この場合は、
洗い張り=袷を解いて、洗い、仕立てる
八掛を取って、居敷当(いしきあて)だけ付ける。
※単衣にしても大丈夫な生地の場合
襦袢は早くから夏用で衿だけ塩瀬にしてます。
(いや、実はほぼ夏用です。軽くて身体が楽なので~)
着物は季節によって
素材や色彩が変わることも醍醐味。
センスと工夫をしながら楽しく着ましょう。
「柾木良子の京都で着物らいふ」より
2025年05月20日

アスニー特別講演会 令和7年5月16日
『 感性に響く、
和のふるまいと趣ある言葉~所作を交えて~ 』
朝早くから200名以上が来場してくださった講演の内容は、
著書「和のふるまい言葉事典」から
お勧めの”趣ある言葉”と、そのしぐさ(所作)を交えて。
1語1語 ”独り芝居” というかコントみたいになったり。
言葉を探し出した文豪作品、
谷崎潤一郎「細雪」や川端康成「古都」、
夏目漱石「それから」など、著書に掲載した文を朗読したり。
「この動きの言葉は何でしょう」
なんて、しぐさをすると、
会場から答えが返ってくるような和やかな雰囲気でした。
どの言葉をどんな風に伝えようかと
「これは外せへん。いやこっちにしよ」と
ぎりぎりまで構成を考えていました。
さて私の着物は
会場が大きくお客様が多いときは
後方からでも私の動きが見えやすいように
はっきりした色の着物を着るようにします。
(はんなりした色はぼやけ細かい柄は見えないので)
単衣の臙脂の紬に葛の染め名古屋帯で登壇しました。
2025年05月05日

著書を出版してちょうど一年。
「和のふるまい 言葉事典
~所作まで身にしみる趣ある言い方~」
お陰様で多くの方に手に取って頂き
重版にもなりました。
本当にありがとうございます。
この1年はあちらこちらで
講演する機会をいただき
その度に本を読み返していると
日本にはちょっとした身体の動きや感情にも
趣ある言葉が付けられ、その言葉と所作が
とても日本らしいと改めて感じます。
「和のふるまいと趣ある言葉」を
ふだんの生活の中で見付けてみたり
所作を意識してみると
日々の暮らしに彩りを与えてくれると思います。
素敵な本が出来たことを誇りに思ってます。
これからも永く愛される本になりますように!
❖制作に尽力してくださった皆様❖
発行所 株式会社すばる舎
イラストー #檜垣文乃 さん
デザインー #檜垣有希 さん
構成編集ー #おおいしれいこ さん
進行編集ー大石聡子 さん(すばる舎)
英訳 ーー金澤明紀 さん
校正 ーー園部絢子 さん
沖田英里さん、西村佳乃さん、高山朋さん
応援して下さった皆様に感謝申し上げます☆彡
『和のふるまい言葉事典』
身体の動きや感情、ふるまいに
日本らしい古風な言葉が付けられています。
明治大正昭和初期ごろの文豪作品に使われていた
言葉を探し出してまとめました。
言葉のイメージを私がポーズして
愛らしいイラストに描いてもらい
英訳を入れたり
様々なエピソードを交えて
随所に”和ごころ”を感じられる本です。
2025年04月27日
草間彌生
版画の世界ー反復と増殖ー
2025年4月25日~9月7日まで

内覧会へ
パワーがみなぎっていました。

作品に合わせた色調の着物と帯のコーディネートで。